つーさんの雑記帳

意識低い系備忘録ブログ。自分だけでなく皆さんにも役立てば幸い。


Windows10 22H2へのアップグレード対応。自分の端末のRTA、処理時間調査。その1

Windowsアップグレードとsetup.exeの起動コマンドついての調査

 Windows10のアップグレード対応について、自分の端末のOSが21H2のため、OSサポートが切れそうなこともあり、今後どうやるのが楽なのかなと思いまして少し調べてみました。

 使用しているコマンドの詳細については「Windows10 アップグレード コマンド」等で調べると出てくると思いますので、使用前に確認いただくのがいいと思います。※直リンを避ける人です。

Windowsアップグレード対応RTA調査の概要とレギュレーション

  • Microsoft社のページより入手したWindows10 22H2のISOファイルを使用
  • ISOファイルはパソコン内の論理ドライブに格納/マウント済みの状態でスタート
  • 使用端末: SSD、メモリ4GB、Intel core i5-3320M(第3世代)
  • ネットワーク接続を一時的に切断状態にして実施
  • コマンド投下から「こんにちは」の後デスクトップが表示されるまでを計測
  • 同一端末で「前のバージョンのWindows10に戻す」を使い繰り返し計測
  • 時間計測はストップウォッチ等を使用していません(目ヂカラ!)
  • 操作介入が必要な場所は気が付き次第即対応(気合!)

Windows10 22H2のsetup.exe起動コマンドによる影響調査

Windows10 22H2のISOファイルをマウントした状態。

マウントしたドライブのsetup.exeをコマンドプロンプトより起動し時間計測。

◆1. setup.exe を手動で実行した時と同じGUI画面が出る(オプションをGUIで選ぶ必要あり)

CD /D D:\
setup.exe

 setup.exeをダブルクリックした時とあまり動きが変わらない気がしました。ISOファイルをコマンドでマウントして、マウントされたドライブから自動実行する等組み合わせない限り、今回の対応ではあまり利点を感じませんでした

 アップグレード処理時間: 約30分(電源プラン…高パフォーマンスで実施)

 

◆2. setup.exe を実行すると出るGUI画面が出て、自動でアップグレードが始まる(コマンド投下後介入なし)

CD /D D:\
setup.exe /Auto Upgrade

 コマンドを実行後、GUI画面は出ますが各オプション設定等の入力が不要で、そのまま処理が進みますWindows10 "XX" をインストール個人用ファイルとアプリを引き継ぐが自動設定されているものと考えます。

 アップグレード処理時間: 約30分(電源プラン…高パフォーマンスで実施)

 

◆3. バックグラウンドで自動でアップグレード処理が進む、が進捗が見えず突然再起動がかかる

CD /D D:\
setup.exe /Auto Upgrade /Quiet

 GUI画面は出ず、そのままアップグレード処理が進みます。各オプション設定等の入力はWindows10 "XX" をインストール個人用ファイルとアプリを引き継ぐが自動設定されているものと考えます。処理の進み具合に依存して突然再起動が始まります。再起動するまでは、Windowsの操作は可能でした。

 アップグレード処理時間: 約31分(電源プラン…高パフォーマンスで実施)
 ※再起動は処理開始20分くらいのところでかかりました。

 

◆4. バックグラウンドで自動でアップグレードが進む、が再起動は手動で行う必要がある

CD /D D:\
setup.exe /Auto Upgrade /Quiet /NoReboot

 GUI画面は出ず、そのままアップグレード処理が進みます。各オプション設定等の入力はWindows10 "XX" をインストール個人用ファイルとアプリを引き継ぐが自動設定されているものと考えます。再起動は自動でかからないので適切なタイミングで手動で再起動する必要があります。再起動するまでは、Windowsの操作は可能でした。

 再起動のタイミングは正直よくわかりませんでしたが、「◆3.」の対応を基に、処理開始20分くらいのところでModern Setup Hostがタスクマネージャーから消えたため、これをもって再起動をしたところ、自分の端末ではうまくアップグレードできました。ただ、成功しなかった端末(自分の端末ではない)もありました、こちらは原因特定が出来てません(再起動早すぎた?再起動したら更新が掛からず、そのまま更新前のバージョンで起動されました)。

Modern Setup Hostがタスクマネージャーから消えた後、再起動を行った。

 アップグレード処理時間: 約32分(電源プラン…高パフォーマンスで実施)

 

総括

 今回は以下の4コマンドについて調べてみましたが、それぞれ使う場所によって色々な効果がありそうです。ただ処理時間については介入に即対応できれば、それぞれ誤差の範囲でそこまで変化がないのかなと思いました。「◆2.」か「◆4.」を条件によって使い分けるのがいいと感じました。

◆1. setup.exe
◆2. setup.exe /Auto Upgrade
◆3. setup.exe /Auto Upgrade /Quiet
◆4. setup.exe /Auto Upgrade /Quiet /NoReboot